逆子でよくあるお悩み
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定期健診で逆子になっているといわれた
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逆子のままだとちゃんと産めるか不安
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初めての妊娠で不安がある
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逆子を防ぎたい
逆子を改善するには鍼灸の施術がおすすめです
赤ちゃんはお母さんのおなかの中を自由に動き回っているため、
頭と足が反対になることは珍しくありません。
ですが、妊娠の後期になっても逆子の状態が続く場合、
経腟分娩が難しくなるため、帝王切開を進められることが一般的です。
実は、逆子を改善する目的で、古くから鍼灸の施術が行われてきたことをご存知だったでしょうか。
お灸や鍼でツボを刺激することで、多くの逆子に改善例がみられています。
ここでは逆子の原因や改善法についてご紹介しています。
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鍼灸には長い歴史があり、日本でもかつては国の中心的な医療として、多くの人々を不調から救ってきた過去があります。
近代に入ってからは西洋医学に基づいた治療が中心となりましたが、近年では人間が本来持っている自然治癒力を高める効果が期待できる「鍼灸」に再び注目が集まっています。
ここでは「鍼灸」の特徴や、施術によって改善が期待できる症状についてご紹介しています。 -
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そんな経験をお持ちの方は多いのではないでしょうか。
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逆子になってしまう原因や逆子の種類について
通常、お母さんのおなかの中で、赤ちゃんは頭を下にして過ごしています。
ところが、何らかの原因によって頭の位置が上に、足の位置が下になった場合、逆子と呼ばれます。
医学的には逆子のことを骨盤位と呼んでおり、骨盤位のままだと難産になる恐れがあるため、昔からさまざまな方法で改善が試みられてきました。
その方法の1つが鍼灸の施術で、逆子を改善する高い効果が期待できるとされています。
ここではまず、逆子の原因や種類についてみていきたいと思います。
【逆子の原因】
逆子の原因については、現在に至るもはっきりとしたことがよく分かっていないとされています。
ですが、次のような要因があることで、逆子になる可能性が高くなると考えられています。
◆子宮筋腫
子宮筋腫は子宮にできる良性の腫瘍で、小さなものまで含めた場合、30歳以上の女性のおよそ2割から3割にみられます。
子宮筋腫が大きくなった場合、赤ちゃんの動き回れるスペースが少なくなるため、逆子になる可能性が高くなると考えられています。
◆先天的な子宮の形態異常
生まれつき(先天的に)子宮の形態に異常があった場合、やはり赤ちゃんが子宮内を自由に動けなくなり、逆子になる可能性を高めると考えられています。
◆羊水過少や羊水過多
羊水の量が少ないと、赤ちゃんが子宮内を自由に動けなくなります。
逆に、羊水の量が多すぎると、赤ちゃんが動きすぎて逆子になってしまうこともあります。
◆子宮内胎児発育遅延
子宮内での赤ちゃんの成長が通常よりも遅い場合、逆子に繋がるとされています。
◆前回の出産が帝王切開
1人目や2人目のお子さんを帝王切開で出産されている場合、子宮のスペースが狭くなり、逆子になる可能性が高くなると考えられています。
◆多胎妊娠
双子や三つ子など、一度に2人以上の赤ちゃんを妊娠した場合、赤ちゃんの動くスペースが狭くなるため、逆子の可能性を高めると考えられています。
【逆子の種類】
一口に逆子といっても、子宮内における赤ちゃんの姿勢によって、いくつかのタイプに分けられます。
そこで、代表的な逆子の種類についてご紹介します。
◆殿位
逆子の内、およそ4人に3人は殿位とされており、代表的な逆子の例ともいえます。
殿位には大きく分けて次の3タイプがあります。
●単殿位
単殿位の場合、赤ちゃんのお尻がお母さんの子宮口の方を向いています。
赤ちゃんは足を伸ばした状態で丸くなっており、子の状態であれば経腟分娩も可能とされています。
●複殿位
赤ちゃんが膝を曲げた状態で丸くなっている点では正常な場合と変わらないのですが、頭が上を向いている点で正常な場合と異なります。
●不全複殿位
赤ちゃんが片方の膝を曲げ、片方の膝を伸ばした状態で丸くなっています。
◆足位
逆子の内、およそ4人に1人が足位の姿勢になっているとされています。
殿位に続いて多くみられるタイプの逆子です。
足位になっている場合、帝王切開になる可能性が極めて高くなるということです。
足位には、次の2タイプがあります。
●全足位
赤ちゃんが子宮の中でつま先立ちをするように、両膝を伸ばした状態で立っているようにみえます。
●不全足位
赤ちゃんが片方の足だけ上にあげた状態で立っているようにみえます。
◆膝位
膝位は全体のおよそ1%と比較的珍しいタイプの逆子です。
膝位には次の2タイプがあります。
●全膝位
赤ちゃんが子宮の中で膝立ちをするような姿勢をとっています。
●不全膝位
片方の膝だけ曲げ、片方の膝は伸ばしている状態です。
いずれの場合も頭は上を向いています。
逆子がみられる場合の対処法について
婦人科の定期的な検診で逆子と言われると驚いたり困惑したりすることもあると思いますが、ある時期までの逆子はそれほど心配することはありません。
実際、分娩期になっても逆子状態が続いているケースは、全体の3%から5%程度ということです。
では、逆子になってしまった場合、どのように対処すればよいのでしょうか。
また、自分でできる改善法はあるのでしょうか。
【逆子への対処法】
逆子の対処法として、まず鍼灸による施術をおすすめしています。
◆至陰に対してお灸の施術を行う
昔から逆子に対する施術として行われてきたことの1つに、至陰(しいん)に対してお灸が挙げられます。
至陰は足の小指の爪わきにあるツボで、古来より逆子の特効穴(特効があるツボのこと)として知られています。
◆三陰交に対して灸頭鍼の施術を行う
灸頭鍼(きゅうとうしん)とは、ツボに対して刺入された鍼先にもぐさを付け、そこに火を点じる鍼灸の施術法を意味します。
鍼を通して体内に熱を伝えるわけではなく、もぐさからの輻射熱によって、鍼の周囲がじんわりと温まります。
三陰交(さんいんこう)のツボは古くから女性の不調に効果があるツボとして知られており、現在でも冷え性や婦人科系のトラブルを改善したり、腎臓や肝臓の働きを活発化させたりする目的で、三陰交に対する鍼灸の施術が行われています。
◆逆子に対する鍼灸の施術効果について
1980年代後半に行われた実験によると、至陰に対するお灸の施術および三陰交に対する灸頭鍼の施術を行ったところ、584例の逆子の内、525例(およそ90%)に逆子の改善がみられたということです。
当院における逆子に対する鍼灸の施術も、個人差ありますが1回から複数回の施術で改善がみられることも少なくありません。
【逆子の予防法や自分で行える改善法】
定期健診で逆子と言われると不安になる方も少なくないと思います。
中には、自分で何とかしたいと思われる方もいらっしゃることと思います。
逆子と言われた場合、どんな改善法があるのでしょうか。
◆まずは様子をみる
もともと赤ちゃんは子宮の中を自由に動き回っており、お尻が下になることも珍しくありません。
ところが、赤ちゃんの成長とともに、徐々に自由に身体を動かすことができなくなります。
その結果、お尻を下に、頭を上に向けた逆子の状態になってしまうのです。
ですが、逆子の多くは分娩期までに正常位へと戻ります。そのため、まずは様子を見ることが肝心です。
◆逆子体操を行う
逆子を改善する方法としては、逆子体操が挙げられています。
逆子体操には主に次の2つのやり方があります。
●ブリッジ法
布団やヨガマットなどにあおむけになり、両膝を立てて肩幅くらいに開きます。
お尻の下にクッションを入れて腰を高く持ち上げ、その状態をしばらくキープするということを繰り返します。
●胸膝位(きょうしつい)
床やベッドなどに膝立ちの状態になり、頭と胸、両肘を床やベッドに付けるように前に倒れ、お尻を高く突き出します。
◆自宅でお灸をする
逆子の改善に使っているお灸を販売しており、ご自宅でお灸を行っていただくことも可能です。
斉藤鍼温灸マッサージ院の【逆子】アプローチ方法
逆子にもさまざまな種類がありますが、中でも骨盤位という状態は鍼灸施術でよくなることがあります。
妊娠28~33週ごろまでの間がとくに改善しやすいため、逆子体操やトコちゃんベルトなどでも改善が起こりにくいという方は是非一度受けてみてください。
施術としては、赤ちゃんが居心地のよい子宮環境をつくるため、下腹部や腰部の血流改善を促す目的で、腰や手足に鍼灸施術をおこないます。
足の小指の爪の外側にある「至陰」穴へのお灸は逆子への効果があると言われており、当院では棒灸を使って「至陰」穴を温めていきます。
身体に鍼の刺激や、お灸の熱を伝えるとお腹の中の赤ちゃんが元気に動き出したという方も多くおられます。
逆子以外にも、妊娠中の「痰つわり」などにも鍼灸は効果的なので、ふたり分のお身体でおつらいところがありましたら、お気軽にお問い合わせください。
お母さんの心と身体がリラックスすると、赤ちゃんもより居心地よく育っていくと考えております。
著者 Writer
- 副院長:斉藤友造
(サイトウ ユウゾウ) - <資格>
・鍼灸師
・あん摩マッサージ指圧師
<生年月日>1982年1月13日
<血液型>A型
<出身>東京都板橋区
<趣味>子ども達とキャンプ、野球観戦、お酒
<得意な施術>鍼灸施術、美容鍼、マッサージ、骨格矯正、高周波電気治療、楽トレ
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